Sの日記(ホラー)第四章4

「これを一つ一つ解明していけば、 ルカを助けられるかも知れないのね」

「うーん、 そうだといいんだけど……」

そこは、 そうだ、 と言ってよ。

れいちゃん、 頼りになるけど、 ちょっと空気読めないかな?

「とりあえず、 これでいこう。 どこから手をつける?」

れいちゃんが言った。

「……じゃあ、 頭からいこうか」

「OK。 祥子さんの住所ね」

れいちゃんは張り切っている。

こんな彼女を見るのは初めてだ。

いつも教室では、 誰とも話さず、 明るい表情はない。

れいちゃんは心を開くと、 こんなに明朗な子なんだ。

それに笑うと可愛いじゃん。

学校でも、 そうしていれば、

お友達もたくさんできるのに。

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