住宅ローンが払えない体験をしてわかったこと#7 意味のないプラス思考

住宅ローンの怖さ
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負のスパイラル

僕が働くのと同時に、妻も自分の得意なこと、好きなことを生かして、仕事をするようになりました。

 

この際、何が当たるかわからないということです。藁をもつかむ思いでした。やれることは全部やってみようということです。

 

宣伝に僕がサイトを作ったり、パソコンでチラシを作ってポスティングしたりと必死でした。しかし、ずっと以前から、コツコツやってきなのならともかく、すぐに結果が出るはずもありません。

 

同時進行でいろんなことをやってみましたが、どれもパッとしないのです。当然気持ちも滅入ってきます。笑うこともありましたが、心からの笑顔ではありません。

お金のことでケンカになることも

当然、夫婦の間でも揉めることもありました。

 

僕も欲しいものがあるときに、「これが欲しい、あれが欲しい」と進言しますが、ほぼ却下です。(笑)

 

仕方がありません。我が家にはお金がないのですから、無駄なものを買う金があるなら返済に回すということに、どうしてもなってしまうのです。

 

国保などの税金ももちろん手が回りません。とにかく住宅ローンを始め、その他の債務を払っていかなければ家ごと差し押さえられてしまいます。差し押さえという言葉は「悪魔の言葉」です。

 

他の記事にも書きましたが、旅行など夢なのです。せいぜい美味しいものを食べに行くぐらいです。それだって頻繁には行けません。

 

自由がないせいで、お互いにピリピリすることも多くなってきます。ストレスは溜まるばかりです。人に八つ当たりすることもしばしばありました。

 

きっと住宅ローンが原因で離婚する夫婦もいるのではないでしょうか? これは僕の推測ですが。

いろんな人に心配させる

 

僕らが住宅ローンを組み、家を建てたあとにやりたかった商売が出来なくなったことで、親にもかなり心配をかけてしまいました。

 

自分の息子が4500万の借金を背負っているのです。親の心配は計り知れません。額が額ですから、親も助けようがないのです。

 

住宅ローンは車のローンとは違います。

身内だからといって、「代わりに払ってやるよ」と言える金額ではありません。それでも金の無心に何度も実家を訪れて迷惑をかけました。

 

親に対して申し訳ないと思いながらも、そうぜずにはいられなかったのです。僕の父も出来る限りのことをしてくれました。

 

住宅ローンを組むということは、そういうことなのです。関係ない身内にまで迷惑をかけてしまうのです。

 

当初は店を開いて、稼いで、親を楽させてやろうと思っていましたが、そんな思いは叶わず、それどころか親の財産を使う、金食い虫になってしまったのです。

意味のないプラス思考

 

プラス思考というのは、実にいい言葉です。

 

でもそれは使い方次第です。「物事は悪い方に考えてしまうと本当にそうなってしまう」ともいいますが、使い方を間違えると、とんでもないことになります。

 

凹んでいる自分を元気づけるために使うのなら有効だと思いますが、「事業がうまくいくに決まっている」とか「始めから失敗することなんか考えてたら何にもできないじゃん」などというプラス思考は絶対に持ってはいけません。

 

僕の好きな座右の銘は「ある中でやる」です。

 

借金をせずに、今持っているお金の中でやれることをやる。ということです。僕は苦しい生活の中で、こんなことを学んだのです。

 

自分にとっての都合のいい「プラス思考」な考えは絶対に持たないようにしましょう。

まとめ

お金は本当に人を変えてしまいます。良い方に変わるならいいのですが、悪い方に変わったら、とことん悪くなってしまいます。また冷静な判断ができなくなってしまいます。気を付けましょう。

 

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